バンドは後期の方が素晴らしい〜BUMP OF CHICKENを例に〜

好きなバンドの好きなアルバム聞くと、
だいたい初期の名作あげてくる人がけっこう多い。

「デビューアルバムが一番」
「初期はよかった…」なんて声、よく聞きますよね。

いわば「バンドは初期派」の人たちが多いですが、
僕は「バンドは後期派」です。

というか常に、最新作が好きです。

では、バンドは初期と後期で何が違うのか?
少年の心を今も昔もつかんで離さないBUMP OF CHICKENを例に説明しましょう。

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初期 = 純粋な世界観の表現

バンドの初期の作品は、純粋にその人たちだけの世界観の集約です。
BUMP OF CHICKEN初期の名曲「天体観測」を聴いてみましょう。
(ちなみに天体観測は初期じゃねーだろという初期原理派の人はもう諦めてください。化石になってしまいます。)

ここで表現されてるのは「君」と「僕」だけの物語。
後は何もありません。

「イマ」というほうき星 君と二人追いかけている

こんなフレーズがドンピシャですね。
言い換えれば、初期の作品は閉鎖的で、
それだけに純粋な世界観が詰まってます。

だから、一番その人らしさが表現されているのが初期なんじゃないでしょうか。
初期好きな人は、純粋なその人らしさに惹かれるのだと思います。

後期 = 自己 VS 現実の表現

そんな初期と比べると、後期は純粋な世界観ではありえません。
は必ず、どうしようもなく巨大な現実を無視できないからです。

よって、そこでのテーマは「現実と向き合うこと」にならざるを得ない。
現在のBUMP OF CHICKENの代表曲「ray」には、それが強く表れています。

「宇宙」「少年」などのBUMP OF CHICKEN的なものは含みつつ、
ここで一貫して示されているのは「現実」です。

楽しいほうがずっといいよ ごまかして笑ってくよ

このフレーズがとても印象的でした。
「ごまかす」ことを諦めではなく、前向きに歌うスタンス。

こういったことは、初期では絶対考えられなかったと思います。
後期で示されるのは、純粋な世界観の表現ではなく、
世界観と現実との折り合いのつけ方
なんですね。

僕は後期が好き

まとめると、初期が好きな人は「純粋なその人らしさの表現」が好き。
後期が好きな人は「その人らしさが現実と向き合う表現」が好き、

ということだと思います。

そして僕は、後者が圧倒的に好きです。
だって、「純粋な世界観」の表現を受け取っても「で?」と思ってしまうから。

僕は、「表現は現実と絡めるもの」であるべきだと思います。
現実を完全に無視する表現が、あまり好きじゃないんですよ。

いっときの心地よさはあるかもしれませんが、決して現実の代わりになれない。
「パワーをもらって、辛い現実を生きていこうね」という受け取り方はできるけれど、
それってなんか微妙だなと感じてしまう。

「現実は辛いよね」ということを前提にしてるから、
辛いことが辛いまま。なんだかそれって虚しいなぁと。

それよりは、「この現実を、自分の世界観でどう生きていくか」という実践、
そういう意味での表現に心強く惹かれます。

皆さんはどっちが好きですか?

というわけで
サイタマジン(@saitamazine)でした!

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