2分で読める村上春樹『騎士団長殺し』のあらすじ

村上春樹さんの新作『騎士団長殺し』が発売されました。
長編の新作としては『1Q84』以来7年ぶりですが、この小説、全くあらすじが明かされていません。

意図してのことでしょうが、話の概要を知ってから読みたい人もいるのでは?
ということで簡単なあらすじを共有しておきます。
僕としては「まっさらな状態」で読むのがオススメですが、話の概要を知りたい方は以下からどうぞ!

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主人公は肖像画専門の画家

『騎士団長殺し』の主人公は画家です。
それも芸術作品を描くアーティストではなく、肖像画を専門に描く商業的な画家です。
結婚もして、それなりに円満な生活を営んでいます。
しかしいつもの村上作品のように、奥さんが居なくなります。
何の前触れもなく離婚を言い渡されてしまいます。

しかし本作の主人公は「残される側」ではなく「去る側」を選びます。
あてどなく日本を旅した彼は、今は使ってない友人の家に住まわせてもらいます。
その家は、その友人の父(とても有名な画家)が仕事場に使っていた家でした。

やがて彼は不思議なことに巻き込まれる

彼は小田原の山中にあるその家に住み、新しい生活を始めます。
そしてお金持ちの奇妙なご近所さんに、自分の肖像画を描くように頼まれます。
彼はその肖像画を描くことを通して、自分の絵を確立します。
それは商業的な肖像画を超えた、彼の芸術家としての作品になります。

そんなこんなで画風をつかんだ彼は、不思議なことにも巻き込まれます。
近所の祠の裏に、重い石が積まれた石塚があります。
深夜その石塚の下から、鈴の音が聞こえてくるのです。

彼はご近所さんと一緒に石塚を掘り起こします。
下には石室が広がり(それは『ねじまき鳥クロニクル』の井戸を連想させます)、鈴がポツンと置かれていました。
誰もいない石室から、一体誰がこの鈴の音を鳴らしていたんだろう?

そして騎士団長が現れて、物語は動き始める

そんなある日、彼は家の持ち主(有名な画家)が屋根裏に隠した作品を見つけます。
その絵のタイトルは『騎士団長殺し』。
騎士団長というヨーロッパ的な名前がつけられているのに、それは日本の飛鳥時代を描いた絵です。

それから彼の部屋には、時々絵から抜け出してきた「騎士団長」が現れるようになります。
「騎士団長」は『羊をめぐる冒険』の「羊」のような、超常的な存在です。
彼は自分のことを霊ではなく、「イデア」だと言います(顕れるイデア編)。

ただの肖像画家であった彼は、もう後戻りできません。
それから彼は、さらに不思議な事件へと巻き込まれていきます。。。

『騎士団長殺し』は初期の村上春樹が好きな人にオススメ!

というわけで『騎士団長殺し』のあらすじを紹介してみました!
個人的には初期〜中期の村上作品が好きな人には特にオススメです。
どこか『羊をめぐる冒険』『ねじまき鳥クロニクル』と似たようなエッセンスを感じさせますが、
それでいて新しい小説になっています。

『騎士団長殺し』、ぜひ読んでみませんか?

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