【RADWIMPS/人間開花】全全全曲レビュー

すげぇよかった。

ラッドのオリジナルアルバムをしっかり聴くのは久々のことです。

『君の名は。』を経てのアルバムでどうなるだろうなーと思ってたけど、
すごいラッドのアルバムらしく、ラッドのアルバムらしくなかった。
そしてとても良かった!

ので全曲レビュー。

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1.Lights go out

「アルバムの1曲目は、アルバム全体を象徴するものではなくてはいけない」
と勝手に思ってますが、その役目を見事果たしてます。
いつものラッドらしいゴリゴリな音に加え、
宇宙感、キラキラ感のある仕上がり。
今回のアルバムでは唯一の全英語詞。

2.光

主役の登場。
これは主役ですね。
ザ・リードトラック。
そしてあまりラッドっぽくないですね。
なんか堂々としてますね。
背筋伸ばして立ってます。

「私たちは光った」

このフレーズが強力。
最高。
「僕ら」ではなく「私たち」なのがポイントです。

3.AADAAKOODAA

ヘイヨー感あふれるヒップホップテイスト満載の曲。
こういう曲、僕はあまり好きじゃないですが笑、
あ、RADだなって安心しますよね。

いつもに比べJ-POP寄りじゃなく、
よりHIPHOP側に振ってる気がします。

4.トアルハルノヒ

ラッド語るときに絶対使ってはいけない言葉をここで使うよ。

BUMPっぽいな。

ハルは人名だけでなく、
色々なとり方ができるのがステキです。

5.前前前世 (original ver.)

約束された名曲。
なんだこの普通にできのいいJ-POPは。

紅白で初めてオリジナルver.聴いたんですが、
映画版とは違う大サビがすごくいい。

映画で使うにはクライマックス感が出てしまうので、
カットされたのかな、と思います。

6.’I’ Novel

今までのことを振り返る回想録的な曲。
長年のラッドのファンとしてはたまらないのでは。

7.アメノヒニキク

サカナクションっぽいな。

ラッドファンに「◯◯っぽい」は禁句ですが、
2回目の使用となってしまいました。許してください。

新境地。
今までドラマチックな展開の曲は数あれど、
こういうやり方は初めてなんじゃないかな?

後半の展開が本当に気持ちいいです。
そう、音として心地いい・気持ちいいって感じを、
ラッドで得るのは初めて。

8.週刊少年ジャンプ

グッときます。
少年漫画的な世界観を、大人の現実と対比させたピアノバラード。

めだかボックスという漫画の、
球磨川禊というキャラクターを思い出しました。

知ってる人、そう思いません?

9.棒人間

バンプ、ラッド、セカオワの系譜が大好物のテーマ、
「どうしたら人間になれるんだろう」です。

「いやいやお前人間だから」と突っ込んではいけません。
人間になること、それは思春期の永遠のテーマです。

……なんだけど、
この曲はピアノが跳ねるし、ボーカルが力強いし、
なんか明るく仕上がってます笑

絶望してるのにポジティブなノリなのが新しいですね。
個人的にはアルバムナンバー3。

10.記号として

これぞラッド。
ゴリゴリの音、
矢継ぎ早に乗せる言葉の連弾、
厭世的な世界観。

100人中100人がRADWIMPSだと思う曲。
実家の手料理のような安心感があります。

11.ヒトボシ

えええええ、なにこれ……。
イエーイイエーイ、ウォウウォウウォウですよ。

やばい、あざとい、すごくいい。

まさか『君の名は。』提供曲より、
キラキラ側に振り切った曲が用意されてるとは。

こんないい感じにファンと盛り上がる曲作っちゃうの?

サプライズも合わせて、
個人的にはアルバムナンバー1の曲。

100%浮くことが約束されたスパークルに、
なんとかうまくつなげてます。

12.スパークル (original ver.)

よくこんな濃い曲を、
アルバムの流れに詰め込んだと思います。拍手。

『君の名は。』の中核を担いながらも、
『人間開花』の実質的なクライマックスでもあります。

サビがぜんぜん訪れない映画版とは違い、わりとすぐサビが来ます笑
2サビまではファルセット使うのも良いですね。

映画版を聴き慣れると短く感じてしまいますが、
それでも7分近くの尺をとります。
お腹いっぱい。

13.Bring me the morning

1分もないインスト。
スパークルで舌がピリピリしてしまったので、
一旦口直しを挟みます。

深読みすると、ここで1日が終わり、
ここからが次の日の朝なのかな。

盛り上がった祭りの翌日に、
しみじみと自分と向き合う朝。

次の用意されているシメの2曲は、
そんな雰囲気を感じさせます。

14.O&O

改めての、絶対恋愛主義メンヘラ宣言。
「『あなた』の存在のみに価値を置く」のがRADWIMPSの唯一無二の個性です。

ただ、この曲はそんな自分をちょっと自虐的、俯瞰的に見てるのがいいですね。

言っちゃうよ、俺言っちゃうよ、
と、Bメロで前振りしてくるところに年月を感じます。

『トアルハルノヒ』『’I’ Novel』、
そしてこれといい、自分の位置付けを振り返る曲が多かったですね。
個人的にアルバムナンバー2。

15.告白

『O&O』とは違い、
俯瞰もない、自虐もない、等身大のメンヘラ宣言で幕は閉じます。

語るというか、リスナーが1対1で聴いて、それぞれで味合う曲でしょう。
あぁRADWIMPSなんだなぁという安心感に包まれます。

新しいアルバムを届けてくれてありがとう。
色々と変わっていきつつ変わらない。

これからもファンでいます。

サイタマジン(@saitamazine)でした。