徳川吉宗が原発事故を批判するアツい映画がある【超高速!参勤交代】

「いわきの土を政(まつり)で汚してはならぬ。永久(とこしえ)に。」

映画『超高速!参勤交代』を観ました。
普通によくできたエンタメ時代劇だと思って観てたら、
こんなセリフを最後にぶっこんでくるんでびっくり。

この映画、いわゆる時代劇なんですが、
「自分勝手な東京(江戸)VSそれに付き合わされる地方」という対立軸になってます。
けっこう現代にも通じるテーマなのが面白かった。
だからこそ現代の人も感情移入しやすいし、ヒットしたんでしょうね。

さて、最初の「いわきの土を政で汚してはならぬ」というセリフは、
時の権力者、江戸幕府第8代将軍・徳川吉宗のもの。
「目安箱」の設置で有名な「享保の改革」の主導者ですね。

彼は主人公たちが年貢として献上した「大根の漬物」がうまいので、
「こんなうまい大根を作る人間が悪人のはずはない」と主人公たちを信じてくれていました。
主人公がまとめてる福島の藩は、小さいながらも美味しい大根を作っています。

そして問題のセリフ、

「いわきの土を政(まつり)で汚してはならぬ。永久(とこしえ)に。」

「こういう美味いものが東京の都合で失われてはいけないよね。」ということですね。

感動した主人公の返事が、元気が良くて透き通っているもんだから悲しくなってきます。
その300年後、残念ながらその約束は守られませんでしたね、ということに。。。

300年後を知らない登場人物たちの純粋なやりとりが、
現代とのコントラストになっていて、中々皮肉の効いた名シーンになっていました。

ファンタジーやSFが現代への風刺になっているのはよく馴染みがありますが、
なるほど、時代劇っていうのもこういう表現に使えるんですね。
しかもエンタメとして完成された作品の中に、ちょうどいい塩梅で添えてくれる感じがステキです。

というわけで大ヒット御礼で次回作も公開された「超高速!参勤交代」、
何も知らない人でも楽しめる現代テイストの時代劇として、けっこうオススメの作品です。

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