時間に応じて残業代が出る会社はヤバい

え、自分の会社は働いた時間分だけ残業代が出るって?
だとしたらそれってヤバいと思うんですよ。

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時間に応じて残業代が出る会社には生産性の概念がない

時間に応じて残業代の出る会社はなぜヤバいのか。

ここに10の仕事を8時間でやるAさんと、
10の仕事を10時間でやるBさんがいます。
優秀なのはどう見てもAさんですね。
AさんはBさんよりも効率的に仕事ができます。

さて、この会社の規定の労働時間は8時間、それを超えた労働には残業代が支払われるとしましょうか。
そうするとあら不思議。
Aさんよりも仕事ができないBさんは、Aさんよりもたくさんのお金がもらえるのです。

お分かりでしょうか。
時間に応じて残業代を支払う会社には、生産性に対価を支払う考えがないのです。

残業代が時間あたりで出る会社において、給料とは会社に縛られる我慢料のことです。
だから、より長い時間拘束されているBさんの方が、能力に関係なく報われます。

こういう会社にいるとどうなるでしょうか。
まずAさんのような人間はせっかく高い能力を持っているのに、それを出し惜しみするようになります。
わざと会社に居残って残業代をもらうBさんと化します。
もしくはさっさと見切りをつけ会社を辞め、後にはBさんのような非効率的な社員しか残りません。

当然、優秀な人材のいなくなった会社は生き残れません。
残業代を時間あたりで支払う=生産性を無視した給与システムは、自ら会社の首を絞めているのです。

みなし残業、裁量労働制は生産性の高さを評価する

それに対して、みなし残業、裁量労働制は社員の生産性を評価します。
よくブラック企業と一緒に語られがちなこれらの言葉ですが、実はこの制度こそが今必要です。

先ほどの例で考えましょう。

10の仕事を8時間でやるAさんと、
10の仕事を10時間でやるBさんがいます。

二人の労働には既に残業代が含まれているので、
8時間のAさんも10時間のBさんももらえる給与は変わりません。

でも、Aさんの拘束時間はBさんより短いので、
時間あたりの給与はAさんの方が多くなります。
つまり、みなし残業、裁量労働制は生産性の高さを評価するのです。

こういう職場にいると、
Bさんは自分も短時間で仕事を終わらせられるようにがんばります。
結果、能力が上がりやすくなる。いわゆる、人が成長できる職場になります。

みなし残業・裁量労働制というと、よく「不当な残業をいくらでもさせていい制度」と誤解されます。
しかし実際にはそれは一側面でしかありえません。
社員が自分の業務をコントロールできるような職場では、これらの制度を導入することで社員の生産性が上がります。

ITは能力の差をより大きくする

最後に。
なぜ最近になって、社員の生産性が見直されるようになったのか。

それは、職場への大規模なIT導入が原因だと僕は思っています。

ITの導入によって社員全員の生産性が上がるかといえばそうではありません。
電車でスマホをいじる人を見ればすぐわかりますね。
一生懸命スマホで読書や勉強をしている人もいれば、ゲームをしている人もいる。

ITは、人の能力を向上させるものではなく、人の元々の性質を加速させるものです。
だから職場ではIT技術の導入によって、仕事ができる人とできない人の差がつきすぎてしまうという問題が起こっています。

そんな二人を、もう同じ軸で評価することはできません。
ましてや、より長く会社に残っただけの人を高評価するなんて。。。

というわけで、こんな時代でまだ「時間に応じて残業代が出る会社はヤバい」です。
工夫次第で労働時間をもっと短くできる職場、
そしてそんな生産性の高さを評価してくれる会社を見つけてみませんか?

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